「僕」の中でなにかが引っかかる「彼女」。 彼女の言動に苛立って仕方ないのに、くすぐったい。 そして、今年も僕にとって忘れられない「あの日」が近づく。 「過去」「僕」「彼女」との微妙な距離感を描いた、不器用な恋愛小説です。 前作「ヘビとカエル」の続きだったりしますが、単体でも読める内容です。
人を信用するのが苦手で、いつもネガティブに考えてしまう主人公に、 明るく前向きなクラスメイトと、遅刻魔の男子。 友達もいない主人公、人気もなく、むしろ嫌われがち。 そんな彼とは反対に、男女関係なく、友達も多く、人気もある二人。 暗く、ネガティブな主人公の過去と、その理由を知った二人は・・―――