昨日も、今日も、たぶん明日も・・・・。 中1の愛輝は、身体が弱いせいで何もうまくいかない。 そんなある日図書室で出会った本は!? ・・・【きっと、大丈夫。】顔の見えない相手の文字が、優しくそういった。
【病気のせいで学校を休んだり、発作で授業に出られないことがたくさんあります。そのせいで部活も出来ないし、友達もうまく作れません。本当はもっと学校生活を楽しみたいのに、こんな体のせいで思い描いていた夢をひとつもかなえることが出来ません。そんな時、この本を見つけました。お願いです。どうすればいいでしょうか?助けてください】 (本文より抜粋) 愛輝が書き込んだ≪悩み≫。 その返事は、温かく、やさしいものだった。
村に住まう如月は普段は、家でゴロゴロしているだけである。 毎日食事を作りに来てくれていた時雨は呆れていたのだが、ある日村長に頼み事をされる。 村を守るために戦う青年の物語。 一章完結型の連載小説です。
白花ほのか 高校1年生、所属は演劇部!! 学園祭ガラス祭の劇でシンデレラの演目で主役をすることになったんだ!!・・・けど シンデレラになりきるために私なりに台本をよんで考えてみて行動したらピンチに!! 金髪に赤メッシュじゃだめですかぁ~??
末期ガン少女、牧瀬亜莉主。幼き頃、小児ガンを発症し、転移→再発の繰り返し。心身共に疲れ果ててしまった彼女は思い出の花畑を訪れる。本来見えないはずの者を見、最高の贈り物をもらう物語。
火星の軌道に突然あらわれた巨大な宇宙船。管制局になんの連絡も入れてこないこの船は、どうやら無人のまま飛んできたらしい。この宇宙船の謎を探るべく、関税捜査支部はウォーリックら三名を調査におもむかせた。不気味なサスペンスが横溢するホラーの短編。
たびたび主人公をトラブルに巻き込んできた,気の強い幼馴染のアリサ. 図書館に呼び出された主人公. 不可抗力で「マホウ」を手に入れてしまう. この世界の秘密に迫りつつ,手にした魔法を駆使して日常を取りもどせるのか. ファンタジーのようなSFのような,未来に実際にあるかも知れないような話. 気軽に読めるように台詞中心の短編にまとめてみました.
今から十年前の冬、それは私がまだ十七歳の時のこと。当時、高校ニ年生の私は、二つ年上の大学生の彼と遠距離恋愛をしていた。 彼と付き合って一年目のクリスマスの日。 その日は、始発の新幹線で、彼が東京から仙台に帰ってくる日だった。私は白いダッフルコートに身を包み、赤いマフラーを首に巻き、白い息を吐きながら一人ポツンと新幹線ホームにたたずんでいた。氷点下に近い、凍えるような冷たい空気に満たされた早朝のホーム。でも、新幹線から降りてくる彼の笑顔を想像するたびに、私の心は自然とぽっと温かくなった。 その日、私は彼と初めてラブホテルへ行った……。
俺こと、桂木珊馬(かつらぎ さんば)は29歳のオタク系コンビニ店員。 ある冬の寒い日。コンビニのバイト中に万引き犯から殴られ、店長から叱られ、散々な目に遭う。 気持ちが沈みっぱなしの帰り道、小雪が舞う冬の寒空の公園のベンチで、頭に白いターバンを巻き、 ランニングシャツに白いブリーフ姿で震える謎のインド人の男を目撃する。 彼に自分の着ているダウンコートを貸した俺のアパートを夜、なぜか魔法少女が訪ねてきた。 「私は夕方、公園であなたに助けていただいたインド人です。恩返しにやって来ました」と魔法少女。 こうして夜の小さなアパートの部屋でドタバタ劇が始まる。