君と僕との存在

どうも、葉月です。
ここに掲載する作品としては初めてになりますね。
どうぞよろしくお願いします。

もうそろそろ夏が近付いてき暑くなってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私は暑い暑いと言いながらも、毎日元気に楽しく過ごすことが出来ています。
そんな日々も本当に大切な人生の一ページだということを実感している今日この頃です。
毎日感謝感謝です。

プロローグ

 真夏にもなっていないのに日差しが暑い。
キリキリと刺すように痛むほどだ。
「あっつー…ホンマなんなんよ」
 いつものように駅から家まで約十分の道のりを自転車で帰るだけで、滝のように汗をかく。部活帰りならなおさらだ。すでにセーラーは水を被ったかのようにびちょびちょ。スカートを上げるベルトも汗の原因の一つかもしれなかった。それでも自転車を飛ばした。
 今の水田奏生には、それも楽しかった。
 やっと会える。今まで三ヶ月待ち望んできた、みんなと会える。それだけで嬉しかった。今、奏生はその目的を達成するためだけに元気を振り絞っていた。それぐらい楽しみで仕方なかった。
 待ち合わせは明日の午前十二時、ルクアの時計広場で。
 大きな期待に胸を膨らませながら、青に変わったばかりの横断歩道へペダルを漕ぎ出した。

君と僕との存在

君と僕との存在

今、私が体験している日常はこんなものだ、というのを小説にしました。 同じアーティストのファンでなんとなく集まった仲間との絆と恋模様を描いた作品です。 それぞれ異なった環境にいながらも、みんなで成長する物語です。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-07-07

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted