今、私が体験している日常はこんなものだ、というのを小説にしました。 同じアーティストのファンでなんとなく集まった仲間との絆と恋模様を描いた作品です。 それぞれ異なった環境にいながらも、みんなで成長する物語です。
「思えば短い人生だったな……」 自宅の隣に作られた倉庫の中、天井から吊るされたロープには頭一つ分通るだけの輪っかができていた。 半年前、私は裁判に負けて損害賠償という名の借金を背負うことになった。 私の工場で作った食品を食べて、子どもが事故死したのだ。 マスコミには散々叩かれた。「有志」と名乗る集団には、私の顔から住所まであらゆる個人情報をインターネットの掲示板に晒された。 これ以上は無理だ。だから私は自ら死を選ぶことにした。
誰でも一度は恋をする。ほら、そこの彼らも。 だから限りある日々を、限りある時を悔いのないように過ごす。 貴方はどうだろう?人生は楽しんでますか? これは置き忘れてきてしまった青春を忘れた人々におくる たわいのない日常の物語。
昨年の秋に書き始めて、しばらく中断していた物語です。以前投稿した作品と描写がだぶる箇所がありますが、こちらの方が自分にとってはオリジナルです。これまで、先が想い描けなかったのですが、徐々に主人公の心が動き出してきたので、一度前篇としてまとめ、次の展開に繋げたいと思っています。 ただ、後篇が出来上がる時点で、本前篇の構成や内容にも変化を及ぼすだろうと考えます。その際には、前篇後編分けずに、一つの物語として、再投稿し直したいと思っています。