ここは九州の片田舎、春のうららを楽しむ三人(匹?)の妖怪たちと、彼らの住み着いた家の嫁さんのお話でございます。創作落語風に仕上げた作品です。
ヒト科・分不相応願望属。 「いや。おまえには無理だろ」という夢を無謀にも追いかけてしまう、ヒト種族の中でもきわめてとんちで、無謀な根性を持った人間のこと。 そんなおろか者を夫に持ってしまった、とある若妻の物語。
これは死にたがりによる、生きたがりな話。 (「小説家になろう」さんのささかま。のページでも重複投稿を行っている作品です)
主人公の女の子ユウは孤児。捨てられたときに一緒に残されたマフラーがお気に入り。そんなマフラーが身につけられる冬も好き。 ユウは生まれてからすぐに捨てられたため、『愛』を知らない。けれど孤児院の先生は、ユウのお母さんはユウの事を愛していた、と言う。 そんなユウが高校生になり、学校に男の子、柊が転校して来た。けれどその男の子は作り笑いをしている。それを見抜いたユウは柊を邪険にする。 しかし、いつの間にか友達になっていたユウは、腐れ縁の早見とみっちーと一緒に、柊の家庭について、知ることになる。