愛の重さ

たまにはさっぱりと

とある1人の青年がいました

青年は1人の女性を愛していました

その女性も青年を愛していました

2人は1週間ずっとずっと愛し合っていました

しかし女性は青年の愛の重さに耐え切れず潰れて死んでしまいました

青年は泣きました 三日三晩泣き続けました

三日三晩泣き続けた青年を見て違う女性が青年を愛しました

青年はその女性を愛そうと頑張りました

そして青年は女性を愛しました

女性も青年を愛し続けました

2人は1ヶ月ずっとずっと愛し合っていました

しかしまたもその女性は青年の愛の重さに耐え切れず潰れて死んでしまいました

青年は泣きました 七日七晩泣き続けました

青年は人を愛すことを諦めました

自分の愛は人を殺してしまう そう思ったからです

でもそんな青年を見てまたも違う女性が青年を愛しました

青年はその女性を愛さないように努力をしました

それでも女性は青年を愛し続けました

来る日も来る日も青年を愛し続けました

そしてついに折れた青年はその女性を愛してしまいました

女性は青年を愛し続けました

青年も女性を愛し続けました

2人は1年 10年 100年 ずっとずっと愛し合っていました

ある日2人は互いの愛の重さに耐え切れず潰れて死んでいました

けれども死んだ2人の顔はとても幸せそうなのでした

おしまい

愛の重さ

本当は最後の女性で青年が死んでしまい女性が泣き崩れるというまぁ、所謂無限ループにしようと思っていましたが。
時には前書きに書いたようにさっぱりとした終わりでもいいかなと

愛の重さ

愛は人を殺す

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-08-29

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