これは死にたがりによる、生きたがりな話。 今回は『こわい話』(「小説家になろう」さんのささかま。のページでも重複投稿を行っている作品です)
《あらすじ》 世界遺産の景勝地 広島県宮島で生まれ育った双子姉妹の田嶋菜穂は宮島で観光案内の仕事を妹の美穂はゲームソフトのプログラマーとして共にふるさとを愛し純粋で素朴な生活をしていた。その双子の姉妹に、思いがけない芸能界へのスカウトという出来事が事件の発端となる。性格以外すべてが瓜二つの姉の菜穂は女優を目指し上京。妹の美穂は辞退し宮島に残る。やがて女優・小桧 蛍として瓜二つの姉だけが華やかで優雅な人生を味わっていることに美穂は羨望の憎しみを持つようになる。自己満足を得るために後先を考えない行動が肉親という最も愛情と信頼の絆が強い者同士に、はっきりと明暗が別れる人生の生き様となった事件である。
現代人と大事なものを求める男性の話しです。 どちらも同じ、1人の男性の物語なんですけど、何やら、思い悩んでいるようです。 読んで頂けると、幸いです。
素直な感情表現をできないぼくは、そのことによって他者を傷つけ既に己さえも傷つけていることを知っている。 女の思いやりを返せないぼくはどこかで何かを無くしたのだろうか。
抜け忍のヒアシは、甲斐府中で、無足と言う男に拾われる。デマとはったりで世を渡り、怪しい情報を頼りに命を賭けるその男はまさに、乱世のくわせ者だった。その無足が狙うのは、あの武田信玄が秘蔵する占い師、「件(くだん)」。かの川中島の惨劇を予言したというその男を盗み出す為、厳戒態勢の敷かれる甲斐武田の都で、信玄と無足、知恵と命を賭けた騙し合いが今、始まった。 いわゆる歴史ミステリーです。