「想いを伝えたい…… 独占 」

自分は 少し変になったのかもしれない

自分以外の誰かに微笑むあなたに

自分以外の誰かと話すあなたに

自分だけを見てほしいと

自分だけに話しかけてほしいと

黒々しい欲望が取り巻いた



あなたに微笑まれたあいつに

あなたに話しかけられたあいつに

怒りを覚えた

その怒りは 今まで体験したことのない

独占欲という名の欲望



欲望に気づいてから

自分は嫉妬していたんだと気づく

誰に? なぜ?



疑問の答えは一つだけ



――あなたを、好きだから

「想いを伝えたい…… 独占 」

「想いを伝えたい…… 独占 」

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 青年向け
更新日
登録日
2013-04-29

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