君がいたから、学校が楽しかったんだよ。
物騒な世の中で生活する高校生の物語です。
右手を見ると、空っぽだった。 家に戻ると、空っぽだった。
最後に彼女を見たのは、いつだっただろうか? ふとした疑問から気づいた、この思い。
気づいた瞬間に、自覚した途端に終わった恋。 私は一体どうすればいいのだろうか?
好きだったから、分かっていた。 愛していたから、知っていた。 だから、サヨウナラ。
人混みと喧騒の中、 僕たちは不思議な出会い方をした。
行き成り飛んできた、簡潔な恋文。 思わず胸が高鳴った気がした。
貴方の残してくれた大切な宝物は、 今日も元気に生きてくれていますよ。
もうすぐ会えなくなる。 それだけが、僕の原動力になったんだ。
僕の日課。 それは、彼女に会いに行くこと。
放課後の生徒会。 そこで繰り広げられるのは、愛の駆け引き
「なぁ、彼岸花の花言葉って知ってるか?」 あの時、彼は何を言いたかったのかなんて今になっては分からない。 それでも私は彼を想って今日も生きる。 ―――――――『愛してる』は、もう言えないけれど。
愛情の反対は無関心。 だから、好きの反対は嫌いじゃないんだって誰かが言っていたのを思い出した。 それじゃあ、「大嫌い」の反対は何なんだろうか……?
走っても、走っても追いつかないその背中。 でも、案外捕まえるのは簡単だったんだ。
祖母と一緒に記憶していた、あの楽器。 名前も知らない、恋のキューピッド。
失った悲しみは、底知れない。 真っ白い部屋の中で、私は静かに涙を流した。
入学式翌日、様々な期待に胸を膨らませて入った教室で、一緒に一度といえるほどの最高の瞬間に出会えました。
人と猫が会話をして人になったり猫になったりするお話。