”…たとえ永遠を幾千度繰り返そうとも。いつの日か必ず、君を探し出そう―。” ゲーム「エルシャダイ」の発売前後からの妄想捏造二次創作シナリオ風小説です。ゲーム本編終了後、主人公イーノックが堕天使達のタワーを攻略する前後から物語全てのエンディングまでを妄想して描いています。(※書かれた時期は原作小説発売より前) 物語内には主人公イーノックと大天使ルシフェル、あとは筆者オリジナル設定の神(自分的想像)と、関わりのある人物達が出てきます。 大天使ルシフェルが言った「常に人にとって最良の未来を思い、自由に選択して行け」という言葉に従い、イーノックが選んだ道とは―。
ある夜、結音るうは夢を見た。 息も絶え絶えの少女を腕に抱き、その最後を看取るという、幼いころから何度も見てきた夢だ。 夢から覚め、ふと思い立った。 月の下、散歩に出てみよう、と。
「1990年、デヴィット・リンチ監督。ニコラス・ケイジ、ローラ・ダーン出演。ニコラス・ケイジはこんなにも ……」