※「小説家になろう」同時掲載 平凡な暮らしを送っていた主婦・奏(かなで)をある日突然訪ねて来たのは、若かりし頃不倫していた相手・和宏の二人の息子だった―― 「普通の幸せ」を選ぶため別れを、そして夢を棄てることを選んだ奏に和宏からのメッセージが届く。 幸せの形を追い求め、人生を振り返った時本当にその手に残るものは……
友達という立ち位置に生じるジレンマ、素直になれない苦しみ、温まったり、冷めたり、初恋の不器用な愛情表現。そんな或る男子高校生の詩集 恋愛/散文詩/韻分詩/高校生
主人公、十倍陽(とべ あきら)は兄のスペースシャトル事故を目の当たりにして以来、宇宙への憧れを捨ててしまう。 陽の住む同じマンションで偶然にも出会った盲目の女性、水鳥川栞(みどりかわ しおり)をきっかけに、陽は兄の背中を見つめ直そうとしていた。 しかし思うように心理は働かず、悩みあぐねている最中に栞の開眼手術の話を聞いてしまう。 彼女が不安の種を撒き散らしたことで、陽は自分が追うべき夢ともう一度向き合おうと決心するのだった。
3分で読めます。「話の中に必ず超能力者がひとりは出てくる」というしばりで掌編の連作を執筆中。 超能力者の名前と能力が必ず最後に記載されてますので、答え合わせ感覚で読んでいただければ幸いです。
大学卒業後、淡々とサラリーマン生活をしていた銀一は、突然死去した親父の跡をついで全くやる気のない探偵業を営む事となった。もちろん親父の築き上げてきたコネクションは全く引き継ぐことはなく、ただのうのうと日がな一日事務所で本を読む生活を過ごしていた。 そんなある日、飲み友達の綾子を無理やりタクシーに乗せ込み、帰宅の途についたとき、まるでドラマや小説のように段ボール箱の中で鳴いている猫を見つける。 猫好きの銀一はそれを拾い事務所に連れ帰ってしまうのだが── 猫と話せる様になってしまった平凡凡庸な銀一と自由気ままなルイが織りなすファンタジーでミステリアス、コメディタッチな短編探偵小説がここからはじまる! ※不定期更新!作者の思いつきでストーリーを作っていきますのでいつ完結するかもわかりません。通勤通学のお供に使っていただけたら光栄です。
勇者と、そしてともに戦った男たち。その生き様はいかなるものであったのか。 ただ一声に己が全てを込めて、鳴り響かせたという。それは伝説にいわくの――