宇宙戦争

宇宙戦争

これは、いつあったかもわからない、誰も知らないおとぎ話。とある少年の願いによってこの世界は変わってしまった。本当に望んだ世界になったのか。最後まで見届けてください。
これを機に、少しでもこちらを向いてくれると幸いです。これからも作品を見てくださいねー。
次の作品はこの続きとなります。楽しみにしてください。

少年はいつかの空にこう願った。 「いつか、この世から戦争がなくなってくれ」と

第一章 世界の闇
この少年は、未門奏弥。今年で十八歳、現役高校生。
というのが、普通の世界。
だが未門奏弥の世界は違った。十五歳という若さで
兵役につかなければならない。そういう法律があった。
なぜか。それは、この世界は戦争が絶えなかったからだ。
こんな時代を百年以上続けてきた。
そして、今年。絶対に起こしてはならなかった戦争が幕を開く。
それは…「第五次世界大戦」だ。
毎回世界大戦では死者は何百万人でている。
ということは、町にも相当の被害が出ている。
今の人口は四千五百万人。出兵命令が出ているのは、三千万人。
生き残れる確率は十%。こんな地獄の世の中なのだ。
出兵命令が出ていないのは、八十を過ぎた老人。
十歳以下の幼児。だが、その人たちは他所からの食糧配達。
最悪の場合….拷問もしなければならない。
こんな最悪な世の中を終わらせようと奮起している、
我が国「南アースガル」
だが、それに反発している「北エナルード」
この二か所で戦争が起きる。
こちら側の何十倍の兵力をもつ、北エルナード。
だが、あちらにはない武器を我々は持っている。
いくら兵が多くたって一掃できる武器。
「核兵器」 だ。
三十年かけて作った世界最強の武器。
その威力は一つの大陸を吹っ飛ばす位の威力だ。
それを使えば我々に被害はないではないか。
いや、そうではない。それを使った瞬間。
我が大陸に多少の被害。いや、甚大な被害が出る。
だから、それをむやみに使えないのだ。
あくまでも、最終手段というものだ。
こうして、第五次世界大戦の幕は開かれようとしていた。

第二章 第五次世界大戦開幕
一月の一日。午前五時。
遂に始まってしまった第五次世界大戦。
取り返しのつかないこの戦争。
暴虐な行為をしなければならない時間。
情けなどかけられないこの時間。
南アースガル取締委員会長兼第五次世界大戦指揮官
「十条耶雲」この人の号令で始まった。
「皆の者 よく聞け。この戦争は我々の未来がかかっておる。
負ければ、地獄。勝てば、天国。我らは栄光をつかみとるのだ」
「「「「「うおおおおお!」」」」」

一方、その頃。
北エルナード取締委員会長兼第五次世界大戦指揮官
「アスコフ・イノルル」も言葉を放った。
「ふははは。我らに負けなどない。常に覇を進むのみ。
勝ったも同然この戦。油断しないでかかりなさい。」
「「「「「イエッサー!」」」」」

至る所で、爆音、喚き声、閃光が奔っている。
未門奏弥は思った。
「このままじゃ、どちらも幸せになどなれない。
だがどうすれば…..] 思った瞬間、か弱い声が聞こえた。

「では、この世界を共に変えましょう」優しい声だった。
だが、その瞬間体内にとてつもない熱と、力が奔った。
「フレイムアーティ!」
未門奏弥の口から意味不明な言葉が出た。だが、それは自分自身でも
理解はできなかった。だが、言葉を放った瞬間…大爆発した。
そして、全ての音が止んだ。そして、撤退した。
一体何が起きたのか。始まったばかりなので、怪我人はいるが、死者はゼロ
「まぁ死者はいないのなら、良いか…。」
南アースガルの人たちも、
「俺らは何をしていたんだ?」
と、ボケてるのかわからないが言っていた。

第三章 突然の出来事。
何事もなかったように時は過ぎ五年。
戦争も起きないなんて、嬉しいことだが
この世界らしくないというものだ。
と、思っていた矢先に、南アースガルに中心部。
デクノホーン広場に半径五メートルの隕石が落ちてきた。
町中に皆が「何だー」 「逃げろー」
など、大騒ぎをしていた。
それもそのはず、この世界には隕石という概念がないからだ。
だが、なぜか自分だけは「隕石」を知っていた。
「まぁ、そりゃ逃げるよな」
と、言いながら、近くに寄ってみた。そしたらその時
「あら、そこのお兄さん。ご機嫌うるわしゅう」
!? 何だこの幼女…じゃなくて、美人…。
「おい、お前今、私を幼女とお思いで?この世界で言う、今年で一億歳にもなりますのよ。おっほっほっほ。」
ああ、完全に痛い。どこの中二病だこいつ。
「あなたね! 心の中で思ってることが全て! 言葉に出ておいでですよ!?」
おお、そりゃ凄い…ってじゃあ何も考えないようにしよ。
「そ、そしたら面白く…ってそういう要件じゃないですの! 私は未門奏弥は探しておりますの。その方はいずこへ。」
美人に下の名前…って考えちゃ駄目なんだ。
「えっとそれは、僕に当たりますかね… 未門奏弥は僕の事です。」
ああ、言っちゃったよ。何だろ敵地のスパイで、攫われて殺されちゃうパターンかなこれ。
そして、前の美人が周りの黒服にこそこそ話をした。やばいぞ。まさか、どう拷問するかとか…
「では単刀直入に申しますわ。未門奏弥。私と結婚を約束しなさい。」
おっと… 単刀直入すぎないかそれ。確かに美人だよお前は。けどさ、名前も知らず身分も知らない女といきなり結婚だなんて…。
「何でだよ。」
おっと!? 我ながらいきなりどうした!? 動揺したくらいで怖すぎない俺..。
「なぜかって。あなたこの世界を守る勇者だからよ。」

第四章 自分の正体。
未門奏弥は突然婚約を申し出てきた娘の家へ招かれていた。
「それにしても家でかいんだなー 容姿とは大違..」
グハッ 突然、激痛に襲われた
「あなたね! 容姿でいじるのはいい加減にしなさいよ!」
はぁ…それにいても痛かった。ゴリラ並みの腕力だぞありゃ。
「まぁ、そこに座りなさいな。」
指さされたのは黄金のソファー。何だよこの異様な明るさは。失明するぞ。
「ゆっくりしてくださいな。 んで、何かもの言いたげな顔をしてるけど?」
俺は即座に口を開いた。
「当たり前だ。いきなり見知らぬ女に結婚と言われ動揺しない奴がどこにいるんだ。そして俺が勇者? 意味の解らないこ….」
そして、少し真面目な顔をして、彼女はこういった。
「あなた、第五次世界大戦で何をしたか覚えてます? あれは幻覚でもなければ夢でもありません。 魔法です。 しかもあなたの発動したフレイムアーティーは、第五階梯による業です。いくらマグレだとしても、人間は第二階梯が限度です。そして限度を超えると、死にます。」
さらりと言ってくださるなおい。だが奏弥は口を開けなかった。
「では何故あなた死ななかったのか。それはあなたの親が「魔術師」だったからです。いきなり言われても何言ってんだお前ってなりますよね。ですがこれは事実なんです。そしてあなたは、魔術師の子供なのです。魔術師..意味は解りますね。いわば、魔術をつかえることができるのです。そして、この私も魔術師。そこの黒服たちも魔術師。ご説明はこの辺でお開きにさせてもらうね。質問はあるかな」
何故か言われたことに対して変だと思わない。何故だ。そしてなぜか、自分が魔術師と言われても何も驚かない…何なんだこれ。また夢かよ…。
そこの彼女は自分の思っていることを悟ったように言い放った。
「夢ではありません。現実です。変だと思わないのは事実で、誰かによってそれを強制的に忘れさせられた。事実はそういう事なのです。」
そうか。思い出した。俺は魔術師だ。フェイトアナザー軍指揮官。未門奏弥だ!
そして、彼女は満面の笑みで言い放った。
「思いでしてくれてよかったです。我が名はフェイトアナザー軍副指揮官。神堂茜でございます。また、よろしくお願いします。」
こうして、前の記憶を思い出し、新たなる脅威と出会うことはまだ知らず、新たな一歩を踏み出した。
婚約の件は破棄したがな(笑)

こうして世界の平和取り戻された。地球だけ、だが。

宇宙戦争

拝見してくれてありがとうございます。まだまだ未熟な点もあって、誤字や脱字があるかもしれませんが、優しく?教えてくださると光栄です(笑)
長々となるのは、自分が嫌なので、今後ともよろしくお願い致します。

宇宙戦争

とある少年が世界から「戦争が亡くなって欲しい」と願い、次の日の世界大戦で思いもよらぬ出来事が起きて、思ったように世界が動いてしまう。 だが、見も知らぬ少女だ出てきて... 過去と今が交差するこの話。楽しんで読んでください。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-04-04

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