あのね。また明日も

君と歩いた桜道。
君と話したその日の話題。
君と過ごしたいつもの日常。
これが全部、ぜんぶ、過去のものになっているのを君は気付いているだろうか?

ぜんぶぜんぶ全部。今となっては過去のもの。
あの日最後に引き止めて、庇ってくれたことを一生忘れはしない
君と笑い会えた
冗談を言い合った
ふざけあったあの日は再び訪れるだろうか?

私の手を引いた君の手は、血だらけで だから私も血だらけで、
私の目の前に倒れる貴方は血だらけで 少し鉄の混ざった臭いがした。

(大丈夫?)
優しくされても嬉しくない。
(だって、)
貴方が
(傷付いてたら)
私も痛い。
(泣かないで?)
そんなの無理に決まってる。
だから
(いっそ)
私も逝こうか?

だからね?
明日も
(これからも)
ずーっと
「一緒だよ」
溢れ出る涙は宝石
思い出は夜空の星々
私が纏うは海の底。

ねぇ?だから明日も、、、、

あのね。また明日も

よくわからないです。本当に。
設定としては幼なじみだったAちゃんとB君が交通事故に遭ってAちゃんを庇ったB君が昇天されて後を追うようにしてAちゃんも昇天される、という結構ダークなお話です。
Aちゃんが病んでる系かと思われるかも知れませんが、健全な少女です、、はい。
では今日も、読んでくださった貴女、貴方に感謝を込めて。

あのね。また明日も

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-04-04

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