親友との三角関係、そして死。 親友の恋人、楓のことが好きになってしまった日向は、五年前の夏、川の鉄砲水で流される親友とその恋人のどちらかの命を助けなければならなかった。 親友なら自力でも助かると判断し楓を助けるも親友は帰らぬ人となる。 再開した楓に対する変わらない恋心、親友を助けなかった後悔。 入り交じる感情にまた蝉は鳴き始める。 あの夏はまだ終わらない。
『冒険王ンゴロ』の第一巻が出版された頃、ユズルはまだこの世に生まれていなかった。架空の世界を舞台にした大河ファンタジーで、当時から世界一長い物語になるだろうと言われていた。図書館に置かれるような本ではなかったので、最初にユズルが目にしたのは......
「あたし、今日死んじゃうかもしれないんです」 大学生の「僕」は後輩である「彼女」がつく嘘に翻弄されていた。 サークルの新人歓迎会、「彼女」が初対面の「僕」に言ったおちゃめ嘘から苦悩は始まった。
レガリタ国のイクツアルポックに魔女が現れた。この国で、魔女は直ちに処刑される決まりである。そこに住む二十歳の少年ユキノは、一年前から魔女になった。魔女は眠らない。彼は自分が魔女であることを隠して生きていく。彼が眠る日は来るのだろうか。
るるこの誕生日だから、るるこを誘って出かける事に。でもるるこは再試の再試の再試に引っかかって--。 改めて『るるこ』、『夏川瑠々子』というアイドルを正面からみてください。自分の直感でどんどん突き進んでいくるるこの過去とこれからの話し。間違えた。そんな真面目な話しじゃない。るることのお誕生日デートの話し。 ※歳を重ねる世界線でのデートです