小さな池で、子供のカエルたちが遊んでいた。 そこに、突然、一匹のオオカミがやって来た。うんとお腹が減っていれば小さなカエルたちだって狙われたかもしれない。だが、オオカミは喉が渇いていただけのようだ。ガブガブと水を飲み終わると…
ある日突然、特殊な能力が開花することがある。ほとんどの場合は子供の頃の話で、急にすごい絵を描いたり、円周率を何十桁も暗記したり、といったことだ。大人になればそんなことはないだろうと、ヒロシは思っていた。 あの日までは…
「なんじゃ、これは!」 ガチャンと何かが割れる音。「申し訳ありません、お師匠様」 師匠と呼ばれた老人は顔を真っ赤にし、肩で息をしている。「おまえはわしの教えを忘れたのか。こんな下品なものを作るとは。ああ、情けない…
童話コメディシリーズ第三弾!! 今回は『マッチ売りの少女』のパロディです! 仲良し5人グループの少女たちをとりまくブラックコメディです! かなり短くサクサクっと読めます!
童話コメディシリーズ第二弾 あの感動大作『鶴の恩返し』のパロディ 工事現場での恩返し物語が読み者の涙を呼ぶ!! そして結末はいかに!?!?
桃太郎vs暴走族・鬼我死魔!! 一台のバイクをめぐる争いに勝つのはどっち!? 連戦練磨の桃太郎ついに敗北か!? そして桃太郎が15の夜に得たものとは!?
「お父さん、お久しぶりです」「おお、シゲルか。元気にしていたか」「はい。家族もみな変わりありません」「それは何よりだ。ところで、研究は進んでいるかね」「ええ。お父さんの研究を引き継いでから十年になりますが、新しい機械を導入した効果もあって…
森のクマが企画した合コンだった。森に住むほとんどの動物が集まっていたが、一番張り切っているのはウサギで、相手かまわず声をかけていた。「マジやばくねえ。あんたチョーかわいくねえ」 いいのか悪いのかちっともわからないため、大抵は無視されている…
モンスト学園は学校であり、勿論そこには教師の存在がある。そんなモンスト学園の個性豊かな先生に、ギムレット先生が振り回されます。
坂口がマイカー通勤していると言うと、大抵うらやましがられる。 だが、渋滞に巻き込まれたり、油断してバッテリーが上がったり、ガス欠寸前なのに近くにガソリンスタンドがなかったり、ほんのちょっと停めただけなのに駐禁を切られたり、やけに前が空いて…
「どーも、こんちわー。ご隠居様いらっしゃいますかー」「おやおや、誰かと思ったら、八っつぁんじゃないか。どうした、何か困りごとかね」「さすがご隠居様。さっしがいいねえ」「ふふふ。お前さんがわしのところに来るのは、何かあった時ぐらいなものだろう…