女吸血鬼カーミラの悲劇

女吸血鬼カーミラの悲劇

主人公がレズ気味です
女吸血鬼カーミラを知らなくても読めるように書いてある筈です

私、カーミラです

私の名前はカーミラ。
かの有名な女吸血鬼本人よ。

私は以前可憐な少女ローラの家に入ったの。
彼女の血、とても美味しそうだったんだもの、飲まなきゃ損だと思ったわ。

夜な夜なベッドに侵入して、優しく抱き締めて血を飲んだの。
想像以上に甘美で身体が震えたのを覚えてる。

それから私はローラの友達になったわ。
とても楽しい日々だった。
でもね、私の警戒が強すぎたのか愛情が行きすぎたのか私を疑う人が増えたの。

そしてある日、ついに私は正体がバレて心臓にとがった杭を打たれてしまった。


なのになぜ今こうして語っているのかって?
ふふ、そんなの簡単なことよ。

私は復活したのよ!
禁忌の魔法を使った愚かな人間により魂だけがさ迷っていた私に身体が与えれた!

私はまた生きれる、次こそは我が野望を達成できるわ!

禁忌の魔法を使った

さて、禁忌の魔法を使った愚かな人間の顔でも拝むかな。

魔方陣を潜り、この世に下り立つ。
目を開き前を見ると麗しい美少女……のような美男子がいた。

見た目詐欺…だと。

カ「人間、なぜ我を呼び出した。」

?「………」

何故黙っておるのだ。
喋れんわけではあるまいに…

カ「おい、人間!」

?「あ、ごめんね。あんまり綺麗だからみとれてたや。」

カ「ふん、そんなこと男に言われても嬉しゅうないわ。」

?「え、やっぱり本の通りレズなの?」

カ「男より女の方がふわふわしてて可愛いではないか!
牙を通すのも女の方が肌が柔らかく通しやすいし、汗臭くないし。」

?「しかもガチレズなんだね。」

カ「…それで?何で我を呼び出したんだ。」

?「まあまあ、ついてきてよ。」

カ「誰が男なんかの命令を聞くか!」

どうせなら女に呼ばれたかった。
美少女だと尚良し。

?「君この魔法のことよくわかってないでしょ。
この魔法で呼び出されて出てきたら最後、呼び出した人に隷属を誓うって自動で契約されるんだよ。」

え?


カ「はぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」

?「と言うわけでほらついてきてねー。」


ああ…私はとんだ間違いを犯したようです…

女吸血鬼カーミラの悲劇

女吸血鬼カーミラの悲劇

女吸血鬼カーミラをご存じだろうか 女の生き血を啜り最後には退治された吸血鬼だ。 そんなカーミラは現世で復活した カーミラが生きていた時代と大きく異なった現世でカーミラは何を思い、どうなるのか…

  • 小説
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  • ファンタジー
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  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-23

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  1. 私、カーミラです
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