篠原が約束の喫茶店に行くと、すでに久保が待っていた。「おまえが時間前に来るなんて、珍しいな」「あ、ああ」上ずった声でそう言うと、顔を赤くした。明らかに様子がおかしい。向かいの席に座ると、篠原は店員にコーヒーを頼み、さっそく久保に尋ねた......
「ほぉ。ここが一樹の部屋ですかぁ」 「適当に座ってて。お茶、入れてくる」 はーい。と私が返事をする前に一樹は下に降りて行ってた。相変わらず愛想のない奴だ。 まあ、そこに惚れたんだけどね。 「さて......」 私は思いっきり肺に空気を溜め込んて小さな声で叫んだ。 「攻撃開始だ!」
空に浮かぶ島々に暮らす「天空の一族」。 その一族の一人であるドラセナは「竜遣い」だった。翡翠に煌めく世にも美しい姿をした若い竜、それも竜王の直系がドラセナの竜であった。 ある日、西の空に降りそそいだ閃光が多くの竜を打ち落とす。これは宇宙からの侵略者の仕業なのか?それとも亡命者の嘆願なのか? 一族の族長と竜王の見解がわかれる中、ドラセナは自らの歩む道を定める。
目覚める直前に夢で魔法少女の恰好をしたおっさんに「あなたの二度寝を完全サポート!この後すぐ!」と言われ生まれて初めて「二度寝したくないな」と思った模紋蛾悶太は2秒後におっさんと再会した。