【第一の相談者:二十代男性社員】わっ、ホントにロボットでやんの。え、ああ、うん、聞いてるさ。見かけはどうあれ、最新鋭のカウンセラーマシンなんだろ。でもさ、最初に全社員の現状を知りたいから、何でも不満をブチまけていいよって人事課長は言ってたけど......
地方の田舎の由緒ある神社に住む高校二年生の春哉は、日中は学業そしてスポーツもできない、いわゆるダメ男であるが妖怪とコミュニケーションが取れる。 しかし、春哉は日を問わず、その地方に住むこの世に存在しないはずの者妖怪や幽霊が人に害を与えぬように封印しなければならないという決まりがあり、丑の刻になると代々培われてきた遺伝によりもう一人の自分が表に出る。頭脳、運動すべてにおいて別人に変貌する。 いつも通り退治し倒したはずの幽霊を春哉は封印できずにいた、それは小さい頃交通事故でなくした、幼馴染のひなのであった。春哉そこで使命を裏切りひなのを助けてしまう。 結ばれるはずのない二人の時計が動き出す
『人生を恐れてはいけない。人生に必要な物は、勇気と、想像力と、少々のお金だ』 年の差のあるカップルと、カクテル「チャーリーチャップリン」のお話。
今回登場するお酒はシードルと、ジンベースのカクテル、ネグローニが登場します。この2つのお酒から連想させる、甘くも苦い、昔の話。
大好きな、あの人の煙草の匂い。 あの頃、世界中で一番好きな人がいて、自分が世界中で一番幸せだと思っていた。 14年前に離婚してから会っていない本当の父。どこで何をして、誰と暮らしているのかも分からない。 母は何も語ってはくれない。会いたいと言ったらどんな反応をするのかも分からない。 真実を知るのが怖くてずっと遠ざけてきた問題。 しかし、思いがけない人物の登場で「私」は過去への一歩を踏み出す。 そうだ。 私はこの匂いが大好きだった。ずっとずっと昔から。
物語作家七夕ハル。 略歴:地獄一丁目小学校卒業。爆裂男塾中学校卒業。シーザー高校卒業。アルハンブラ大学卒業。 受賞歴:第1億2千万回虻ちゃん文学賞準入選。第1回バルタザール物語賞大賞。 初代新世界文章協会会長。 世界を哲学する。私の世界はどれほど傷つこうとも、大樹となるだろう。ユグドラシルに似ている。黄昏に全て燃え尽くされようとも、私は進み続ける。かつての物語作家のように。私の考えは、やがて闇に至る。それでも、光は天から降ってくるだろう。 twitter:tanabataharu4 ホームページ「物語作家七夕ハル 救いの物語」 URL:http://tanabataharu.net/wp/