田舎での法事の帰り、田岡が夕暮れの迫る山道を運転していると、今時珍しいことにヒッチハイカーに出会った。どうしようか迷ったが、特に急ぐ用事もないし、交通量も少ないので乗せることにした。 近づいてみると三十代ぐらいのやせた男で、顔が青白く…
どうもどうも、ご苦労様です。あ、はい、免許証ですか。これです。えっ、違う、こっちじゃない方の。ああ、警察は警察でも時間警察の方ですか。はい、タイムマシンも普通免許です…
この世界をひっくり返して、反対側から覗いた世界の一番大きな国、イキオオ国の超絶美男子な国王、シンダビには妃が十五人、おりました。 溺愛される妃、その座を奪い取ろうとする妃、嫉妬し相手を呪う妃。そんな愛憎渦巻く後宮の片隅で、お褥すべりを心から望む四人の妃が、ストレス発散と、どうやったらシンダビ国王が部屋に来ないようになるか(一人を除いて)、を研究するためのお茶会を定期的に開いています。それはそれはクソ真面目に。 そんな四人の妃の、のほほんとした、下品で、馬鹿馬鹿しいお茶会風景の話。 とっても下らなくて、コメディでギャグです。どっかで見たよ、な設定かもしれませんが、ご容赦を。
「あのー、すみません、ちょっといいですか」「えっ、おれのこと」「そうです。あなた、ウーパーマンさんですよね」「そうだけど。あれっ、何これ。テレビなの…
とある学校の理論科学部。PC部なのか科学部なのかはっきりしないこの部活で、2人の男子と、3人の女子とが繰り広げる専門知識や用語がバンバン飛び出してくるほのぼの?した会話。
田舎で暮らすとこになった憂と、田舎で住んでいるたあや姉とのラブストーリー 姉弟ラブストーリー
あだ名「たにし」と呼ばれる彼、谷氏は当たらない占いで有名である。そんな彼に婚活をすすめる友人やら、関係ない人達やらの、これからのお話。短篇の寄せ集めです。
浩二が銭湯の帰りに公園の横の路地を歩いていると、いきなり誰かに声をかけられた。「お飲み物はいかがでしょうか?」 驚いて…