只人(ヒューマン)と忌み嫌われている鬼の間に産まれた一人の青年。 唯一の身寄りであった両親との日々を奪われ人目の触れぬ森で放浪としていた彼は一人の小さな少女と出会う。 俺が生まれた意味、親を亡くしてまでものうのうと無様に生きている意味。 「一緒に、見たかった人がいたんだ」 俺は会って間もない少女にそう打ち明けた。 桜木の光に目を眇めながら。 これは、様々な出会いを通じて知る物語
カタランタの働きもあり,無事にマールの「若き賢王」エル・レイに遭えたマンガラたち一行。王邸に招かれ,そこで話を聞かされるが,エル・レイの言葉の内容は,マンガラとパガサを驚かせるには十分すぎた。少しずつ真相に近づく彼ら,何かを知るカタランタ。物語はようやく序盤を終えようとしていた。