新宿の路地の「森」というスナックのママの話では、大昔この辺りで収穫祭が行われるとき、女は茸を束にして好きな男にプレゼントするという風習があったそうだ。
銀座の裏通りにの小さなビルに、茸占いの看板が出ていた。その店の名はコプリーヌといった。
脳の中がむずむずする。調べてもらったら、脳の中に茸のような影が見える。
猫の玉が赤い茸をくわえてきた。卵茸だ。そのあといろいろな茸がくる。茸たちは主人公の頭の至らなさを言うのである。
比叡山の茸印のロックアイスを買った彼は、それでウイスキーを飲んだ。グラスにぽこっと赤い茸が浮いてきた。
神宮祀られていたものとは、その写真を撮った男はどうなったか。
港のホテルに泊まった時のことである。青い茸に取り囲まれた。
日本に来たアメリカ大統領が茸を食べて亡くなってしまった。その茸とはどんなきのこだったのだろうか。
小さな島に配属された軍の男。男はときどき洞窟に入り、そこで何かを見ていた。
大学の卒業旅行で行ったウイーンの森。そこに茸の生えた泉があった。80を過ぎたく今、なぜか無性に行きたくなった。行くとその時一緒に行った5人が歩いてきた。