古い文献に味噌を作る茸の話がのっていた。その茸を見つけた。その茸は味噌を作るだけではなく、茸毒を打ち消す働きを持っていた。
パソコンに勝手に現れた茸が、仕事の受注から何から何までやってくれるようになったがーーー
子孫繁栄を願う土偶は女をかたちどったものが多い。男のものがない理由を探る考古学者。縄文の地層から見つかった胞子から生えた茸がそれを解決する。
無意識のうちにさまよい歩く老人、彼の行きつくところにはなにがあるのか。
とある町の丘で採れる茸を食べたら、骨があった。その茸の歴史を紐解く。
私の町では古墳じゃないかと言われている丘が公園になっている。そこに生える茸に骨があった。
赤い茸の嘆きの一生
草むらに落ちていた晒された馬の頭骨。周りには紫色の茸が生えていた。なぜ頭骨だけコロンと。(筆者が毎年行く長野のペンションの近くで見つけた草むらの中の馬の頭骨、三年間同じところにあったが、四年目に埋もれて見えなくなった。そこまでは本当にあった話、写真も撮ってある)
寒いところに越してきた。電気炬燵を付けると、こたつの中に茸が生えた。
美味しい茸を食べるため虫に変身する男の物語。