怒り茸ってごぞんじですか。
天然ものの茸を売る男。この男には夜の趣味があった。
いろいろな駅で、その地方の茸をあしらったおいしい弁当を食べる会がある。その会に入るにはテストを受けなければならない。だが入会するとーーー
小学生が道の端で、生えている茸の頭をたたいていた。たたくと土にもぐり、またでてくる。
茸の頭に毛が生えた。
コンビニで昔ながらのくじ引きに当たった。それから夢に茸が現れ、会社の悩みを食べてくれた。
江戸時代、茸の絵師として活躍した男、茸酔(じすい)は、夜になると歩きまわる茸に出会う。全7回の読切短編第一回。
絵師の茸酔(じすい)は佐渡の医師にたのまれ、薬の本に載せる茸、植物、魚、鉱物などの絵を描きにでかける。そこで珍しい茸に出会う。
めまいを起こした茸。絵師、茸酔(じすい)が治してやるがーー
江戸の町を「茸を暗いてそうろう」と旗を立て、茸の佃煮を売り歩く男がいた。