寒い地方に赴任した。家にやってきた猫を飼ってやるが、寒い雪の降る日に裏山にでかける。どこに行くのかとついていくと、ポカポカと温かい場所があった。
茸の子どもが目高の背中の上に落ちた。二人で一緒に旅にでる。
新幹線の中で拾った赤い小さな茸。茸にはマイクロチップが埋め込まれていた。
植物の神、動物の神がつくったものは
虎の絵をたのまれる茸の絵師、茸酔(じすい)は虎を見たことがない。 子猫を八匹飼う羽目になる。
寺の庭木の根元に、夜、赤く光る茸が生えるようになった。なにをする茸なのだろうか。
茸の絵師茸酔は、木野がお城で知り合ったおばあさんから、蛇を嫁のようにかわいがる男の話をきいた。
江戸の町を「茸を暗いてそうろう」と旗を立て、茸の佃煮を売り歩く男がいた。
めまいを起こした茸。絵師、茸酔(じすい)が治してやるがーー
絵師の茸酔(じすい)は佐渡の医師にたのまれ、薬の本に載せる茸、植物、魚、鉱物などの絵を描きにでかける。そこで珍しい茸に出会う。