古い木造一軒家を借りた。壁から音が聞こえる。中では茸が詰まって動いていた。
山の中で歯がたくさん捨てられている塚が見つかった。塚の下には古墳がみつかり、茸がミイラのように布にまかれておかれていた。
公園の切株に火焔茸たちが生えた。みなそれぞれ生い立ちを話している。
退職男の茸の妄想、幻想
蟻地獄があったところに、茸が整列して生えた。茸が光り、信号を発しているようだ。
マタギが青い茸をくわえて巣穴に入るのを見た。中から出てきたのは男の子だった。
空から粉が降ってきた。その成分とは。そしてそれはどこからくるのだろう。
手が動いてしまう。少年は店の前の椎茸をポケットに入れた。
蚊柱ってどうしてたつの。茸の上に蚊柱が。
茸で作った饅頭がよく売れる。朝早くから待っている人がいる。その饅頭の茸が何をしでかすのか