江戸の谷中、雷が墓場に落ちた。新たに埋葬された棺の中の死人に茸が生える。
信州の実家の裏山から泣き声が聞こえる。行ってみると茸が泣いている。
咳が止まらない。咳の後に喉から飛び出したのは茸だった。
古着屋で買ったヴィンテージ物のキノコの絵のあるTシャツ。イタリアの古いものだという。ほんものだろうか。
採ってきた茸の中身が空っぽだった。茸の中だけ吸ってしまうという妖怪がいる。そんな茸伝説
指の先を蚊にかまれた。赤い小さな茸のようなものができた。飼い猫の頭にも赤い茸のようなものが生えた。つぶすと血がでてきた。庭に変な蚊がいる。専門家に調べてもらった。
照照坊主、いや雨が降るように雨雨坊主にされた茸。暑い日差しを浴びてカサカサになり、さてどうなってしまったのか。
熊山に捨ててくれと頼んだ菊ばあさん、熊と暮らすことになって、村を救う
天然ものの茸を売る男。この男には夜の趣味があった。
コンビニで昔ながらのくじ引きに当たった。それから夢に茸が現れ、会社の悩みを食べてくれた。