C国へ拉致された王天明は来る日も来る日も拷問されて精神異常者になっが、精神科医師の許大義によって救われ日本に亡命した。 一方、王天明をC国に売って大金を手に入れたAT課長明智は、奴らに娘を殺され奴隷にされながらも娘の復讐を誓った。 やがて王天明はウイルスの発生源がC国であることを公表した。しかしR国とU国の戦争の影響で経済的に困窮している世界中の人びとは、その事に既に関心を無くしていたのだ。 そんな世界情勢の中で御支配様は第三次世界大戦誘発を企てていた。
「あなたが残るなら、果穂子は百年も、千年も、永遠にまでいきませう──」 司書として働く六花はある日、図書館の大机の裏にびっしり日記が書いてあるのを発見する。その日記の秘密を紐解くとき、ある少女の一生と、命を賭けた美しい仕掛けが動き出す。