プリズムの住人
こんなことはあるのだろうか・・・。どうして、彼女が?
I
僕は、最愛の彼女を失った。そして、それがすべての始まりであるかのように、失ったものをもう一度、取り戻す。ぼくは、ぼくを失っても、その子がすきだった。
II
こんなことってあるのか?彼女は、ぼくの目の前にいた。そして、すべてが、終わったのか。
「あたしは、未来からきたの・・・。」彼女はいった。そして、、
「みえしゆる」
「あたしは、あなたの、知っている人じゃないの・・・。」
彼女そっくりの子はそう言った。
そして。
彼女は、笑った。
III
ぼくは、次元スクーターに乗って、「プリズム・ライン」を調べていた。ぼくは、「プリズム・ライン」には、乗り遅れてはいなかった。そして「どうして、彼女は、そこにいるのか?」と思ってしまった。まったく新しい世界で、こんなことってあるのだろうか。
ぼくの、失ったものは、いつかは、必要な時に、開かれるんだ、と思った
IV
失ったものは、なにもなかった。ただ、繰り返して、ぼくは、しあわせになるんだ・・・。環奈凛音≪かんなりんね≫が言ったように・・・。
プリズムの住人
巡り巡り、運命なのだろうか。