大学生の雄介と玲奈は、コールセンターでアルバイトをしている。 組んだ足でリズムを取りながら音楽を聞いている玲奈の姿を見詰めながら、雄介は、飲み会のとき、酔っ払って身体をもたせかけて来た、玲奈の肩の感触を思い出していた。
久方振りに過ごす二人きりの時間。 夜光と真珠にとって、其れは甘いひと時。 ※ 本作品は『ブラックスター -Theater Starless-』の二次創作物になります。 ※腐向け及び独自要素あり
山形の片田舎に暮らす澤井穂花(さわいほのか)は高校二年生、祖母と二人で暮らしていた。高一の春休みも終わりに差し掛かる頃、出かけた駅前で穂花はある女性とぶつかってしまう。緊張しいで緘黙症の穂花は親しい人の前でしか声を出せない。だからその女性に謝ることも出来ず立ち尽くし、ついには怒りを向けられてしまった。しかしその女性は、東京からやって来た穂花の新しい担任だった。 穂花の親友・理子(りこ)は、その女性「水田レナ」についての情報を穂花に話す。それによると、先生は一度上京し東京の大学を出たものの、またこの山形へ何故か戻ってきたらしかった…。 孤高のレナと、「くちなしの子」穂花。その二人が「短歌」を通して繋がり合う時、それぞれは、それぞれの壁を乗り越えてゆく。