スオウの登場をキッカケに、ロイドとキキョウの出会いの物語が語られる。 オカトトキの剣術を皆伝したスオウの実力の高さを知るが、成り行きで生徒会選挙に立候補する事になっただけで、 エリルたちの事を考えると当選はしたくないロイド。 だが、ロイドを生徒会に入れたいデルフの策略は次の段階に進んでいて―― そして副会長との模擬戦も進む中、護衛の為にやってきた魔人族が姿を見せ――
県内のとある心霊スポットにある壁画に興味を持った女が、ナンパ待ちで知り合った年下のヤンキーと件の廃屋に向かう。そこで気が触れた画家が妻子を殺した血で描いたと噂される壁画を見た女は、気味悪がるヤンキーにその壁画に隠された真相を語る。
他の人には見えない正体不明の「何か」が見える男、明人は恋人に自殺されていた。 本人は吹っ切ろうとしているがそれが出来ず、結局は引き摺って生活していたある日、この日本の街中で「強い風に吹かれて」異世界にある空に浮かぶ都市、アデーレへと飛ばされてしまう。 聞けば、今まで嵐や大雪等といった天災に縁のない空中都市だったのだが、近年それらが発生しだしたので、実は何らかの連動があるという明人の世界の空の観察、干渉を試みようとしていた所、手違いで明人を「こちら」へ引っ張りだしてしまったのだとか…… そう説明をするのはそんな天災に立ち向かうべく立ち上げられた組織、天候保安課の職員ローター。その肩に乗っているのは、一見するとひ弱でか弱そうな羽の生えた動物、Frail Guardianであった。