あの声もここではないところで 密やかに眠っているだろうか
キミハイキノビルコトガデキルカ?
眞神郡眞神村の真義塾に附属する高等学校の倶楽部に集う奇妙な人々。
いとしいといといとけなきいといといとおしきいといとしいといといとけなきいといといとおしきいとい
この私へのラブレター
死んだ鯨を生ゴミに捨てたらあたしたちからなにが失われる
にらいなるくにへ
失われていった
浅い春の自然描写から始まるこの短いお話は、産土神の目を通した人間模様です。 1)春は軽い嫁姑の葛藤 2)夏は小学3年生の女の子たちの心情 3)秋は氏子の壮年とその息子 4)冬は新年を迎えるために社の清掃をする氏子たち 5)終章は産土神と年神の会話 で、終わりを告げます。