銀河の球状星団

銀河の球状星団

なぜ人生に1人の男性、女性として、この銀河の球状星団に想いを巡らせる時、ああ、何てこの世にはとてつもなく大きな大きな存在がいるというのでしょう。
一人の人間の人生なんて、この宇宙の時空に比べれば、何という小さくてあっという間に終ってしまう事実なのか。私はこれで人生を本当に生きてきたのでしょうか。
求知心を持ち続けた一人の人生でどのようにすれば人類の歴史に名が残るというのでしょう。
私ははたしてこの世界から完全に忘れ去られる肉体と精神なのか。
私は深遠な銀河を想う時に、神の御言葉のなすままにこの世界を終える。
あなたはなぜその時、そのような悲しそうな表情を私にされたのでしょうか。
何という素晴らしい一つの人生を私は今まで経験してきました。
それ程までに一気に根心の力で爆発しなければならない。この今生で本気の心意気をあなたにはわかるのでしょうか。
人生をここまで発情して意気を吐露し、ひとすじの青空の彼方の一直線に死ぬ気でつっこむ覚悟で挑んでいく。私はもう私ではなかった。
私は究極の意識の革命に、人生とはここまでに根性が盛る、もう限界突破の凄みを教示した。
主の限りの無い全知を天射した神の光に人々は軍列を固めて一途に見つめている。
ああ、十戒のイエスの神々しさにふわっと感銘を受けた。人間としての高貴な人格を持ち、ただその威厳さで偉大な人生訓に感究まる。この世界であなたしかあなたの教えしか私にはわからなかったのです。
この師匠から生きる為の実践的な法の心構えを教えられた。至道の一本に総論たる宇宙像を統計的に、あなたはこの世界で不可思議な机上の空論で、どんな記憶のスイッチは押して点灯させ、寛容に多くの人生を語らなければならないのでしょう。
あの方のように全てを許せる人生の母胎の時代へと戻っていく。
胎児の彼方に、お茶屋で灯る伝統の法燈が私に朧気に胎児の時代を想い出させる。あの御方の人生訓の意味がやっと今になってわかり初めました。
深層の心理には野郎のけたたましさで、人間の持つ勇気と根性を甦らせた。私は若き日の人生を懐しむ事をその度に許されたのです。
邂逅の時代に私はそんなにも愛らしい人間像を指し示す事ができた。人間としての初めての万感の想いは爽快さで、ああ、全ての万感の想いで一直線に全てを還元した。
たった一つだけの私に示した愛情に何を感じ生き恥を晒して経験を重ね一筋の熱情で、生命を夏雲の如く忘れさられた。
ああ、私が忘れさられるまでは、ありのままに忘れさせてと姿を無くした。
人生で初めて神が告示する天命の仕組みを知ったのです。
一本の道を究めた先に人生の一つの凝縮した真理があった。たったこの一つの真理だけで良かったのです。
あなたは私に、まだ邂逅した意識の無限状態で無になった宇宙の仕組みの中に、星々を並べて気心の知れた流れゆく感情で、何て可憐な技芸で軽やかに人生を語り初めるのでしょうか。
そのような仕組みの記憶の法燈は一筋に燃え盛る人間ドラマとなり、その灯燈は私の人生をどのように見つめ返すというのでしょう。
この神の審判に何か私の移ろいゆく気心は、再び生きる喜びを与えられて、ひとたび人間を愛した人生至上最も素晴しい時間を生きている。
この世界に法燈がぽっと明るく灯り私の身心にじわっとしんみり伝えた。この一番愛らしいメロディーでそっと真理を語る時、人生にこんなにも深遠な美しい宇宙が飛んでいるのです。
ほらっ、何かしら生命は若返り神格化して救世主を始めるに至るのです。
何なのでしょう。広大深遠な宇宙を意識化する時、私の好きな所でじっとして人生を想い巡らせる事はなんて素晴らしいのでしょう。
人生って人知れず生きて死んでいくのも、それはそれでいいのだわと初めて教えられたのです。
ああ、私の心はこんなにもこんなにも楽になっている、不思議ね。
神様を今この世界で一人私だけが知っています。
神様、さあ良い人格を持つ立派な人間の作法とは何かを教えてください。
このような壮大な宇宙観を持つ人生を観測する天文台にいた。
地上には私の教会が完成し隣に神々しい青空が偉大に晴れ渡る。
人間愛に馴れ初めし目覚めたお方よ、こんなにもしたたかに頭脳は天性の素粒子で駆け巡り神掛かっている。
ただただそれがとても気持ち良かったのです。
私しか知らない愛の形状を、このような密やかな仕方で宇宙の真理をそっと奏でれたのです。
ああ、私ははっと知ったのです。美しい人生という真理を。
その時こんなたった一つの事を究めた、人生を生きてきて本当に良かったのではないかと、ふわーっと天を見上げた時、ああ、神がそこにいるのです。私を解決するお方がそこにいるのです。
人生とは想ったよりも単純なものだったのかもしれません。
なぜここまで救世主が降臨した人生に、ふと私は私自身を知ったのでしょう。この時空に神様がこんな所にいることを、そう私の中に、ああもうこれでいいのです。

銀河の球状星団

銀河の球状星団

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2019-05-21

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