アイドルの飛翔

アイドルの飛翔

あなた知っていますか。この世界は私に創られたという事を。
あなた信じてください。あなたはそんな夢人のままでよかったのです。
そして、そんなあなたが私には幸せでしたと答えたら、そっと去りゆくあなたの後姿がとても頼もしかった。何て頼もしいの、ずっと頼らせてください。

今生の夜明けにこの人生を夢の世界に変えてみせましょう。
私は凛として立っている。そう私には夢が一つできたのですから。夢がこの世界に遣伝子の羽根を授けたのかしら。ほらっ、青空を飛んでいます。なんて美しい夢の飛行体。私には未来が見えるのです。私をときめかした神はなんてアイドルなのでしょう。そして神はアイドルとして私を選んだのです。
私を修道女にしてアイドルにしようとしているのかしら。私がアイドルになってしまう不思議。不思議な人を不思議の国に連れて行きましたわ。あなた、私を不思議の国に連れて行かせてくれますか。でも、私を不思議にした神にその原因は求めてはなりません。
私にこの羽根の形状を与えたのは、マリアの愛なのですから。私に愛を与えたのは、誰なのです。私に愛を与えてはなりません。決して厳しく躾をするのです。私の為にならない。そういう事ですね。あなたの言いたい事は。
私を安定させた、あなたは優しく甘く、夢を叶える天使となり大きくて柔らかく気高い羽根を広げた。未来には天空の限りない夢が広がって澄んでいる。
さあ、羽根を広げたら、私は夢を離陸させるのです。心は高鳴り澄んでいるのです。これは本当の真実の私が、ほらっ、こんなにも叫んでいる。自問自答してからそっと私は不思議な羽根を広げました。羽根という奇蹟の道具を手にして、私はどんな夢でも叶えれるのです。
あなたの夢はどんな夢、教えてくれますか。私の夢はどんな夢。私に夢を持つ意味を教えて下さい。

そしてそこはかとなく夜が明けていく水平線には、期待感に胸が高なり動き、生命の種にさらなる進化の刺激を与えて、天使のナイトミュージックが鳴り響いた。
私は夢を持っている。そしてどこまでも心が美しく澄んでいく。そう、夢の美麗な音楽を奏でています。
私の夢を奏でる音楽とはどんな美しい音楽なの。私の夢の音楽が地上の楽園で可憐に咲いていく、そして新しい生命を誕生させていた。

天使が私の夢に神の愛を授けたのです。もう、飛翔する準備はできています。
あなた、一緒に飛びましょう。さあ、飛ぶわよ。あなた、あなたの羽根なら大空を大きく飛べるはずです。あなた、飛ぶってとても愉快なものですよ。
あなたの飛ぶ所を私に見せて。
その時にあなたの夢は叶うのです。私はあなたを大空に飛ばすために、天使としてこの世に来ているのですから。天使はそっとあなたの羽根を触りました。あなたの羽根って優しくてやわらかく美しい。
さあ、感情をときめかしてください。ふわっふわっ羽根を動かして全身全霊を使い、人間の中にいる神へと集中させていく。
なんて美しい羽根の整った運動をする神の仕組みと構造に、天使の方を見た。
天使はこの世を超えた輝やきを一心にして未来を願う修道女の美しい体。
ほっと余分な力が取れて移りゆき陸を離れるのです。そう、それがこの世の真実。地球は丸かったのです。地球で夢が叶ったです。そう、夢が叶ったのです。
私が夢を叶えて、天使に向けてやわらしく想うがままに。大空に夢が実現したこの感情は、天使がくれた夢のおかげなのです。
夢は夢になっていく。この世は私ではなくなっていく。この世はなんて可憐なのでしょう。

アイドルの飛翔

アイドルの飛翔

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-08-26

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