祖父を殺した罪で服役していた女性は、海辺の小さな家に住んでいる、笛の名人の重子さんの家に居候するようになります。しかし、楽しい生活もつかの間、重子さんに認知症の症状が現れるようになり、、、。
ひきこもり男子校生と病んでれ女子高生の物語。 …よく、有りそうな物語(?) 男子校生を“殻”から出そうとする“病んでれ”女子高生。 男子校生、家中引男は“殻”と言う名の「家」「過去」から出されるのだろうか? 女子高生、照闇穂花は彼を笑顔で“殻”から出せないだろうか? 家中は“やんでれ”に耐えられるか? 照闇は“やんでれ”で彼を落とせるか? 此れから「僕らの2大戦争」が“今”始まるーーー。
部活帰り、その日はミーティングがあって遅くなってしまった、槙(マキ)。 電車から降りて、すっかり田舎な自宅の地域に着いてから、妙な人影に後を付けられてる事に気付く。 そこで、記憶は途切れ次に見えた景色は、埃と、カビ臭さの気になる洋風の建物。 そしてそこにいるのはどうやら自分だけではなくて...?
故郷から出奔した関羽。 故郷で何があったのかを、捏造してみました。 作中で関羽は「長生」と呼ばれています。 ※注意※ 暗いです。 オリジナルキャラクターが出てきます。長生の主人。
この小説は最初の一行から最後の一行まで、死が怖くなり、死を考えるようになった主人公の死とは何かを捉えようとする独白である。他人の遺体を見るしかできず、自分では経験できない死を、捉えようとする滑稽だが真摯な主人公がいる。
メアリー・ベル・ガネスは殺人・密輸・拷問・略奪、悪行の限りを尽くすよろず屋だった。そんな彼女のもとにある1人の少女が訪ねる。少女と出会い、メアリーの心は少しずつ変化していった。それは気づかないうちに、気づかれないうちに。
明日葉いすみは誰より嘘を見抜くのが上手であった。眼は口ほどにものを言うというが彼女にとってそれは不適切である。明日葉いすみは眼どころか顔そのものが言葉のようであった。彼女は人の顔を顔としては認識できず、のっぺらぼうの白紙の上にたくさんの字が書いてある様に見える。おでこのところに名前があるのでそれを読んで個人を認識していた。嘘をつけば顔の真ん中に「嘘」という一文字が大きく浮かぶし、喜んでいるようであれば「喜」の文字が大きく浮かぶ。 そんな彼女が唯一顔を顔として認識する少年がいた。彼、槇正村は感情の起伏に乏しいため、たとえ喜怒哀楽の変化があってもそれは精々頬の片隅にちょこなんと現れるだけで、表情を邪魔立てするような横暴さはまるで見せない。その為顔が隠れることがなかった。 そんな二人が織りなす、一風変わった学園コメディ。