幼き自分自身と出逢った時、私たちは何を伝えられるのだろう。 出張先の小さな町に滞在していた藤村は、あるきっかけで未知の空間に迷い込む。 意志とは無関係にその空間の住人となった藤村を訪れたのは、小学五年生の藤村本人だった。
目を開ける。これは夢なのか?現実なのか?もしも夢であるのならば二度と目覚めないで欲しい。そんなレミの願いも虚しく辺りを見回すと何時もと同じ部屋の風景が広がっている。ただ呼吸をして、服を来て、ドアを開けて、空を見上げて…。あっと言う間に時間は過ぎて行ってしまうけれど…。レミは何時迄も忘れる事の出来ないヒロの面影を探して毎晩のように眠りに付くのだった。そして決して満たされる事のない心の隙間に入り込んで来た侑斗という存在にレミはまたもや自分を見失なってしまう。SEX依存性のように肌を重ね合わせる事でしか愛を感じ取れないレミが見つけ出した答え。それは自分自身の生き方を許す事だった。果てしなく続く海のように永遠に終わらない悲しみは深く。屈折した性の形にレミの身体はじっとりと感化されてゆく。