そんな彼に、私は優しく語りかけた。そうだ、もう終わりにしよう。そんなことを思った。「私、季節の中で冬が一番好きなんだ。それと、冬に咲く花も好き。何でだと思う?」
結婚してから他の誰かを好きになってもいいはずなのに、「浮気」や「不倫」といった負のレッテルを貼られ、社会的に非難を浴びてしまう。
正義の居ない町で三歩音春之は人を殺す。測定器として役割を与えられたシランは彼女に同行し、今日も夜な夜な殺人を観察する。三歩音春之の目的は「この町にいる殺し屋を全員殺す」こと。
『女子高生の東雲千鶴が、昔転校したクラスメイトと再会することで、物語が始まります。転校生の彼はある秘密を抱えていて――』 この度、冬込みに出ることになりましたので、作品の冒頭部分を宣伝として公開しました。
昼休みの教室。 二人の女子高校生が二つの机をくっつけ、向かい合っていた。 一人は茶髪のショートヘア、活発的な女の子"みっちゃん"、もう一人は綺麗な黒髪をポニーテールにした無表情な女の子"まいこ"。 「今から掛け算の勉強をしよう!」 昼休みの喧騒を切り裂き、みっちゃんが唐突にそんな言葉を発した。(全2章)