あの日、あの時間。 25歳の咲来礼人(さくらい あきひと)は、高校3年生の皇浬(すめらぎ かいり)と出会う。 彼との時間は、暖かくて、優しくて、離れられなくなった。深い深い海に沈んでいくように。 *腐向けです、苦手な方は自己回避をお願いします。
ヘルバ草原の奥。次の旅先への準備のために,放牧の民のところで留まることになったマンガラ一行。民と同じ生活をするマンガラ,目的は分からないが,東奔西走するカタランタ。彼らをよそに,パガサは過ぎ行く時間に焦りを感じ始めていた。第二部「辺境の地」編完結。
マンガラたちは,エル・レイの提案で,放牧の民の長パウのところへ旅立つことになった。食事を終え,夕闇に包まれていく丘陵をくだり,荒地を抜けて行く。果たして彼らはパウのところへたどり着けるだろうか。
おれは大学野球でバッテリーを組んでいたタカシと久しぶりに再会をした。 あいつはピッチャーで、おれはキャッチャーだ。 「お前、オレのこと好きだったろ?」 突然投げ付けられたタカシからの不意打ちに、おれは口にしたビールを噴き出してしまった。 白球を追い続けたグラウンドで、おれは憧れのタカシと何時も一緒だった。 あの恋心は封印したはずだったのに……。 15年の時を超えた2人の懐古と再起の物語。 ※ゲイ小説です。