掌編小説第4弾は、拙作『あなたがここにいてほしい』から。主人公の僕、北原和義と七恵ちゃんの親娘に登場してもらいました。今作はあれからすぐ、その冬。年の瀬の小田原、相模湾。根府川(ねぶかわ)という海沿いの斜面にある小さな駅に訪れた二人を描いてみました。
クラスでは、いつも1人で 話しかけても無視をして歩いて行ってしまう男の子、 のような女の子、雅。 そんな彼女は、なぜいつも一人なのか、 なぜ話しかけられても無視をするのか。 はたして彼女は、過去を乗り越えられるのか。 周りの人の力を借りて、成長していく、 雅の青春ストーリー。