コイゴコロ

こんにちは。
初めて小説を書かせていただきました。

恋愛物語は大体女の子目線が多いので私は男の子目線で書きたいなぁと思って書きましたが...
まさかこれほどにもグダグダだとは...苦笑

暖かい目で見守ってくださいませ...汗

出会い

「おはよー」
「元気してたー?」
冬休み明けの今日、始業式の日。
みんなが挨拶を交わすめんどくさい朝の時間。

「あ!琉羅!来てたんだ!」
その、誰かの声に反応しクラスのほとんどがこっちを見てくる。
(う、わ。)

真顔だった僕は愛嬌を振りまくように笑顔になる。
作り笑いも疲れるもんだ。でも、もう慣れた。
すると、クラスメイトがどんどん寄ってくる。
「よぉ!琉ッお久だな~♪元気だったか?」
(誰だっけ、この人。)
「うん、まあね、そっちは?」
「全然元気だぞ!」
(えーと、、、、確か、、、んーと。。。いい人そうな名前の…あ、そうだ、蒼真(そうま)だ)
「そっか、確かに元気そうだわ」
名前を覚えるのは、昔から苦手だ。
「はっはっは、だろぉ」
と、会話は全く終わってないのにみんなが一斉に喋りかけてくる。
「今日放課後空いてる~?」
「見てこれーめっちゃウケない?」
「そうそう、幸太くんと恵美付き合ったんだってー」

など、興味のないものばっかりだ。
.....なんでこんなに集まってくるんだ。

アメに群がる蟻か?お前らはあれか?蟻なのか?

僕は5人以上と一緒には行動したくない。なのに、10人はいるぞ、これ。
ちくしょう、寝れねぇ。

そう思い、「トイレ行ってくる。」と言い保健室へ向かった━━━━━━━━━━━。

保健室は職員室の隣に有り、職員室を通っていかないとたどりつけない。

(うわ~あったけぇなあ...教師恨むぞコラぁ)
などと、不謹慎極まりない発言を心の中でぼやきながら下を向き、机の間を通っていく。

「~~~だから、よろしく。質問はないかな?」
「はい。」
そんな会話が聞こえ、顔を上げると綺麗な長い黒髪の女子の後ろ姿が真横にあった。

(わ、いい匂いする。女子の匂いとか香水のきつい匂いぐらいにしか思ってなかったわ...)
思わず立ち止まっているとその女子も気づいたようで振り返ってきた。

「あ、」
なんだか気まずくなり、再び下をむいていると、女子はニコッと笑い
「こんにちは、私、転校してきた月影彩羽(つきかげいろは)です。よろしくね。」
顔をゆっくり上げると端正な愛想の良い顔が近くにあった。
(綺麗...)
(月影彩羽、か。綺麗な名前。似合うな)
単純に、そう思った。目は丸く茶色い方で鼻は小さく唇は綺麗なピンクでぷっくりとしている。
どこを見ても綺麗な彼女はニコニコと僕の目を見ている。

「え、と、琉羅。一ノ瀬琉羅(いちのせるいら)。よろしく。」
「一ノ瀬くんか、いい名前だね。ふふ...」
そういい微笑む月影さんは天使に見えた━━━━

コイゴコロ

コイゴコロ

君は何故、僕に惹かれない━━━━? この16年間いつだって周りに人がいる、彼女に困ったことなど一度もないそんな僕が出会った女性は不思議で、華やかな女性だった。。。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2013-02-25

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted