「日経星新一賞」応募用に書いたものです。一般部門とジュニア部門に分かれていて、ジュニア部門は「100年後の世界」をテーマに募集がかけられました。100年後って、とても微妙だなと思いました。すごく遠い未来でもなく、かといってすぐ近い未来でもない、私は勿論生きてはいないでしょうが、もしかしたら子ども達は生きているかもしれない。そんな事を思ううちに、「元キャナリーゼゆり子の豊洲にいた時日記」が誕生しました。そして、主人公東十条ダリアちゃんは小学二年生、小学二年生が書くような文章を心がけました。なので難しい言葉は出てきません。それはそのまま私の語彙力でもありますが、言い訳として書いておきます。ジュニア部門へのエントリーで丁度よい感じだと自負しています。
何も見えない一室。何が何だか分からない少女は状況を知るために、部屋の明かりをつける。 しかし、それは知れば知るほど状況が分からなくなる妙な所だった。 その中を変な登場人物がこの場所から出るために適当に探索する物語。