大失恋。。。優子は悲しみの真っただ中。癒すために訪れた祖母の住む町。そこから考えもしなかった展開に巻き込まれて人間の奥深さに触れてゆく。【小説家になろう!でも掲載してます】
大学生だった夏、私はバイクを駆って広島へと旅をした。 八月六日の平和を祈る式典に参加するのが目的だった。 しかし、そこで見たものは、重い現実の姿だった。 平和の式典に、様々な思惑や考え方が交差する。
まるで干したての布団のように暖かい夕陽の差す時間帯。 仕事から帰る電車の中で主人公、咲坂葵(さきざかあおい)は疲れ果てて眠りに落ちるところだった。ひょんなことから現実と夢の間で不思議な力に目覚めた。そこにいたのは壊れてしまいそうに哀しみ泣き続ける兄妹。妹の少女の名はエイル。葵はエイルと不思議な体験をする。新しい自分たちとの出会いと共に彼女たちは運命に覚醒する。悲劇の事件を解決する為に、二人は未来から来た自分に指令を受ける。 ーー『彼らを死なせないで』ーー 大きく膨れ上がる運命と共に、彼女たちは未来と、死と、自分自身との戦いを選ぶ事になる。 2014年8月を舞台に、過去とリンクしながら物語を進めていく。物語は毎日更新され、現実世界と同じ時間軸で進む。