ここは自分の生まれた国なのか、異国なのかよくわからない。けたたましい音に交じり、美味しそうな食べ物の匂いから、鼻につく香辛料の匂い、そして馬の糞の匂いまでが入り混じり、独特の匂いが漂っていた。
物語の舞台はアンラ帝国にあるミエリドラ地区である。 昔から罪を持ったものには悪鬼が宿ると言われていた。特に悪さをするわけではない。これは悪鬼が宿った6人の男達のお話。 悪鬼が宿っている者達が集まる場所、peaceという酒場。そこはいろんな悪鬼が酒を飲み合い愚痴をこぼす場所でもある。悪鬼にやってもらいたいことなどを頼みに来ることもある。6人の男達はそこで出会った。 ある日女がその酒場を訪れた。頼みがあると言って金を渡してきた。 その金に食いついた悪鬼たちは女の頼みを受け入れる。それがきっかけで酒場は不可解なことが起きるようになった。それに悩まされる6人の男達は原因を探るべく歩き回るが…
しばしの間、あんたは光を、俺は闇を演じてやろう… しかし、忘れるな!※続きは本文へ。@ココミュ(台本)
もう、悲しむ必要はない もう、苦しむ必要もない 君をこの世界から解放してあげるよ!※続きは本文へ。@ココミュ(台本)
毎晩のように夢にうなされる日々を送る。 ある日、夢の中である人物から普段の日常を疑う言葉を聞く。 夢と現実の境界線とは一体なんなのか。 なにが真実で、なにが嘘なのか。 ※夢の世界を主に中心としています
1860年 二十歳のオディロン=ルドンは、知己の植物学者の顕微鏡で、現在のタジキスタンに分布する龍舌蘭を観察していた。その根についていた「砂」が、ルドンの眼におぞましい世界を見せたようだ。1878年「眼-気球」という黒一色の絵以後30年にわたり、ルドンの絵画から色が消えた。
昔のホームランアイスクリームを売っている店があった。懐かしいので買って食べた。スティックに大当たり茸とでた。 その場で一本もらえるのかと思ったら、茸が送られてくるそうだ。
人々が見つけた草原は、やがてその足で歩き始めて広がりを見せた。地図もない、森がどこにあるかも詳しくはわからない。ふしぎな世界に、生まれ落ちた者のお話。
僕が犯罪者? へー…。 それって造った僕が悪いの? じゃ、拳銃を作ってる技術者は全員犯罪者なの? 違うよね? ※続きは本文へ。@ココミュ(台本)
関門海峡に面した和布刈神社が暗闇の中に浮かび上がった。中では楽しそうに年老いた男女が二組、酒を酌み交わす。
真っ暗な室内。ライターで机の上にある二つのアルコールランプに火を灯すと暖かく二人を照らし、同時に机に書かれた歴代のらくがきたちをも浮き上がらせた…。※続きは本文へ。