混沌とうねる思念はやがて詩となり、編まれた詩はいずれクニを造る。世のどこかに浮かぶ「火のクニ」で伝わる、神話めいたいくつかの物語。……その竜は空に住んでいた。竜がいずこで生まれ、いつ果てるのか。それを知るものは滅多にない。
混沌とうねる思念はやがて詩となり、編まれた詩はいずれクニを造る。世のどこかに浮かぶ「火のクニ」で伝わる、神話めいたいくつかの物語。……ある時、峠の宿にふらりと男が現れた。取り立てて妙な男ではなかったが、宿の主人は彼を訝しまずにいられなかった。
高校生の松山千里は何者かに殺害される。生前の恋人である加藤智哉が毎日お墓参りに来てくれる中、犯人の逮捕を祈る千里。そんな千里のもとに一人の男が現れ、智哉が犯人だと千里に伝える。
前回のあらすじ:中野がようやく枝橋を渡ると、再び巨木の空洞が埋まった広場(アゴラ)があり、そこに両替所があった。ドラード人たちはアゴラを生活の場にしているという。そして、ドラードの通貨は…
これはSFなのかなんなのか。女性が男になったとき一体どうなるかを適当に考えてみました。
小さい頃から女の死体を描くのが好きだった眞弥。 そんな眞弥の末路。 V系和製ホラー盤、己龍の二次創作。 グロを多く含む、日和ん×眞弥っく。
『君の見つめるその先に』の【番外編 最終話】の小話集です。 本編に載らなかった裏話・裏設定モロモロ。 『君の見つめるその先にシリーズ』も、どうぞご一読あれ。
島と海の好きな男の子、湊。彼の前に現れた不思議な少女は紅い髪をしていた。彼女の持つ不思議な雰囲気に一目で心を惹かれた湊は彼女が何者かもわからないまま、ただ会える日々を幸せに感じていた。ところどころに感じる違和感。そして彼女の涙。彼の世界はそんな彼女で埋まり、手放すことが出来ず、やがて変わりゆく。
俺の前に三年ぶりに妹が突然姿を現した。だが魔術師である俺に下されたのはいわゆる「妹討伐令」。それもそのはず、妹は俺たち魔術師と敵対関係にある超能力者だったのだ。しかしそもそも魔術師と超能力者の境界があいまいであるこの世界で俺は妹を討伐する気にはなれず、その妹を仕方なく家にかくまうことにしたのだった。
これからこちらの「星空文庫」さんで書いたものを発表させて頂きたいと思います。 それに先立って、自分の「物を読む」「物を書く・描く」原風景のようなことを先ず書きました。
前回のあらすじ:みなの協力で助けられたのも束の間、次に行く両替所は隣の木の上だという。中野が枝橋を渡るのをためらっていると、黒田夫人からエスコートを頼まれたが…