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いらだちはお腹の底からわきあがってくるもので私は眠気と戦っている

紫色の爪
秋冬だけ私は私の好きな格好ができる
だいきらいな春夏はいつも私は私を探している

いつか死ぬのだということ。
それを私達が生まれた時から知っていることはある意味で救いなのかもしれなかった

だれでもよかった
だからその誰かに私がなればいい
ただそれだけのことを
やりもしないでとほうにくれている

絶望ってなんだよ
世界は始まってもいない



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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-11-01

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