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ここはよそゆきの街
サンドイッチ食べてる時だけ
わたしを受入れてくれる
ここは、よそゆきの街
行き交う車もおしゃれな人たちも
高いビルもわたしのこと知らないのに
どうしてこんなにひとりなんだろう
故郷を捨てたことなんて なかった
電車で一時間弱
立ったまま眠ってここにくる
ここはよそゆきの街
ぽかんと浮き出た憂鬱を連れて
石畳の道をゆく
広がって歩く人も
ぶつかってきて嫌そうな顔する人も
わたしのこと知らないから
この街はいつまでもよそゆきの街
カバンが重たかったの
肩が痛くて だからため息をついた
ここはよそゆきの街
いつまでも馴染めないわたしに
かなしいぐらいやさしい
よそゆきの街
151012
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