元空港税関職員だったビビは、元警察犬だったが怪我をして退役犬となったドンというシェパードと暮らしている。ジャッキーは犬のサロンを経営していたが辞職し、リタイアはまだ早いと思いつつリリーというジャックラッセルと家にいる。サチは、日本レストランを家族経営していたが辞めて、親の介護のために日本へ帰ることも多い。ここでは、オーストラリアン・テリアのミッキーと大学生の息子とアパート暮らしだ。この三人と三匹が、散歩での事件解決に大活躍をする。また、ものがたりにおばさん達のそれぞれの悩みや複雑な感情も織り込まれている。 純粋な心の犬達と、おいしいコーヒーには、かんじんかなめの共通点がある。登場する悩む人間の深層情動に、事件を起こしてしまうなにか……がある。犬が口を利けたなら人にどう伝えてくれるだろう? そんなことを考えながら、この町での実話を基に書いた。カフェのクオーレという意味は、心である。
クリスマス・イヴにようやく気持ちを確かめ合ったショウタとシオリ。 しかし、シオリの兄ユズルの事故により、ふたりの状況は一変する。 そのやさしくあたたかい想いは、次第に次第に重くなる・・・。 ショウタの為に別れる決意をするシオリと、決してシオリと別れないと言い張るショウタ。 強すぎる想いが互いを傷つけ、再びシオリからは笑顔が消える・・・。 【橙色のミムラスを、笑わない君に。】の続章。 ≪全60話≫
映像部の部員晴香、香織、絢香は先輩から何か一年で作れと言われ、3人で学校PRビデオを作ることに。 「柳瀬先輩や村中先輩、そして『こいつ』先輩たちに負けないヤツつくっちゃお!」 ちょっとドタバタとしたり、ほんわかしたりそんな一年を過ごす彼女たちの高校ライフ。
この作品の作者「私」こと「愛美」の生涯を通して、人の心についてを表した作品です。 この世に存在するもの全てが、全てに愛されていること。 命が輝いていない人間なんて、1人もいないこと。 自信を持って生きて良い権利は、誰にだってあることなどを、中学生の表現ではありますが、少しでも多くの人に伝えることが出来れば・・・と願っています。
『任意入院とは精神病院に入院するときの入院形態の一つだ。 他に、医療保護入院というのと措置入院というのがあるが、私は自分の意志で入る任意入院が一番だと思っている。(中略) なぜ入院を繰り返すのかって? 御尤も。 では、私がなぜ入院を止められないのか、お話ししてみよう』 アルコール依存症と診断され入院を繰り返す「私」だが、もう一つ別の、「私」にとってはこちらが本質的な依存症についての告白。精神病院に入院しては繰り返すようになったある悪癖。内面が乾燥し浅薄な人格障害者による、強迫性、反社会性と狂気の独白。
世は戦場と化した。フォースを身に纏う人間は異端者と呼ばれ、力を持たぬ人々から忌み嫌われてきた。‥‥‥両者の戦いから一体何が生まれるというのだ。異端者のほとんどが 人間の形をしているが、極少数、彼等の持つ能力に特化した外見の変化、または全てが異形の形となった者も存在する。ジスは幼少期の記憶を持たない。ただ一つ、彼の能力は偉大であり、畏怖されるものである。世界を創造するのが人類ならば、世界を崩壊に追い込むのもまた人類なのだ。