健一郎は、昨年亡くなった祖父の為に精霊馬を作成していた。 親族が初盆の準備を進める中、いとこの凛、伯父の智志と会話している内不思議な事に気付き……。
星たちが煌めき、虫たちの声と遠くから川のせせらぎが聞こえる。灯した焚き火から時折、パチッと火の粉が舞う。大きな木の下にある焚き火の隣には木の棒をつっかえにした質素なテント。木には弓と矢が立てかけてある。男が一人、焚き火のそばでうつらうつらとしている。彼の背後の茂みに光るいくつもの目。焚き火からパチッと火の粉が舞ったその時、獣は男に一斉に襲い掛かった。一匹が彼の首筋に噛みつき、次の瞬間には両腕両足、腹と襲い掛かり彼の体は獣の影で覆われ、もう見えなくなっていた。首筋に噛みついた獣が異変に気付いたその瞬間、男は発火。まとわりついていた獣は火達磨となった
父の遺産としてネコをもらった男はガッカリした。兄二人はそれぞれ父の会社と大邸宅を相続したのに、ネコ一匹だけとはあまりにも差があり過ぎる。「どうしよう。ぼくは別にネコが好きでもないし、いっそ誰かに売っちゃおうかな」すると、そのネコがスックと二本足で立ち上がり……
毎日パチンコに明け暮れていた木崎学は景品交換所である男を追う少年と出会う。ほんの遊びのつもりでその捜査を手伝うことした木崎だが、その捜査によって意外な真実にたどり着くことになる。なんちゃって探偵小説。