嗚呼、きっとその愛とは運命愛のことなのでしょう。どんな運命だろうとて、自分の人生を愛することが必要なのですね。そして、大切な人がその人生の中で現れようとも、その人は他者。僕ではない。僕は僕しか愛せない。そういう愛だったのでしょうか。そういう独りよがりな愛だからでしょうか。 僕の人生は、何故あの冬の日に終わらなかったのですか。続いてしまったのですか。あの冬の日の僕は真理を悟って、涅槃にも終末にも、永遠なる愛に満たされていたではありませんか。嗚呼、忘我の日、あの日に全て終わっていたんですよ。すべての生命の開始も、全ての命の終わりも、もう全てなのです。あの冬の日こそ、永遠神話。神のみぞ知る秘儀。
予定があるようでない人をうっすらと描いてみました。 終わらせることも決まっていない 内容もちゃんと決めていない 全てが未定のショートショート集です。
夜の夜中にただ二人、香りと香りが絡み合う黒モク小説。題名はカーラ・ボノフが1982年に発表をした 3枚目のオリジナル・スタジオ・アルバムからの引用。 ※ 本作品は『ブラックスター -Theater Starless-』の二次創作物になります。 ※女体化,独自設定あり。
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