この作品は、一九八五年に公開された長編アニメーション『天使のたまご』(監督・脚本 押井守/アートディレクション 天野喜孝)を原作とした非公認の改作である。原作に関する権利はすべて原作権利者が有し、原作権利者から本作が権利侵害に当たるとの申立があれば、作者は速やかに本作の公開を取りやめる用意がある。なお本作は、細密な映像と幻想的な音楽とによって編み上げられた原作の物語を、言葉を用いて再構成することに主眼を置いて執筆した。「詩」と呼べる洗練はなく、「小説」と呼べる創造性もなく、所謂「二次創作物」の範疇にも入らない。本作に「詞篇(しへん)」──ことばのあつまり──と冠したのは、そのためである。
悲しみをぶつける為に、悔しさをぼやく為に、愛しさを語りかける為に、残された者を慰める為に、たてられた ただの張りぼて…。※続きは本文へ。
平凡な女性千恵子は、情熱を内に秘めた女性であった。 子沢山の家庭に育ち、理不尽な依怙贔屓を 強いられてきた。 高校卒業後、国家公務員に合格し、勤めに出る。 平穏で楽しい青春時代を過ごすが 母親からの厳しい門限時間やルールに耐えきれなくなり、24歳で見合い結婚をする。 結婚相手である昌吉は、職人気質で頑固な性格 であった。 千恵子は、娘と息子を授かるが 頑固な夫との喧嘩が絶えない。 出来の悪い娘と出来のいい息子。 千恵子は、自分のストレスのはけ口として 出来の悪い娘に、八つ当たりをするようになる。 やがて、娘と息子が成人し それぞれの道を歩んでいくのだが…
時は大正初期。元恋人の「彼」の家へ結婚の挨拶に訪れた「私」は、彼に引き止められるままに、侘しく談笑を交わす。新しく得た幸福と、捨てきれない「元恋人」への燻る恋心の間で揺れ動く私。そして七夕の月夜のもとで、二人は「約束」を交わす。
2018年の七夕を記念した、デート・ア・ライブの二次創作です。 ※ここで使用させていただいている作品の世界観、キャラクターなどは全て、原作者である橘公司先生、イラストのつなこ先生、富士見ファンタジア文庫様より、作品の研究目的に借用させて頂きました。この場をお借りして、御礼申し上げます。