後悔

あの時 こうすれば良かったとか
思う度に枕を濡らす
ふいに 君を思い出す度
使うティッシュが増えてく

あの日 ゴミ箱に捨てた記憶を
見捨てようとするけど
笑った 君が僕の首に
しがみ付いて離れない

イライラして首を掻く
僕は今 君にいつか会えた時に
成長をしたことを伝える為に
手紙を書いてる
僕にまた 君に会う資格はあるか
なんか分からないけど
もしもまた 君に会えた時には
きっと目も合わせられず
「ごめん」って言って
手紙を渡して走り去るんだ
それで僕と君はサヨナラなんだ

あの瞬間と同じことを繰り返すんだ

あの時 君が見ていた景色とか
見返す度に気持ちが分かる
ふいに 君を思い出す度
何をしてるのかが気にかかる

あの日 あんなことを言った理由を
思い出そうとするけど
脳は そんな時に限って
働こうとはしない

イライラして首を掻く
僕は今 何処かで幸せにしてる
君に罪を償う為に今も
手紙を書いてる
僕とまた 君が会う機会があったら
優しかった君は何て言うか分からないけど
もしもまた 君に会えた時には
きっと雨は降っていなくて
「ごめん」って言って
手紙を渡せて走り去れるんだ
それで僕と君はサヨナラ出来るんだ

あの頃とは違う運命を辿れるんだ

後悔

後悔

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2018-07-08

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted