「たまには本当の空で泳いでみれば?」って、私はソラ男に言った。ある晴れた日に仲良しグループたちとバーベキュー。私が「ソラ男よ。彼は風船なの」って紹介すると、みんなは拍手喝采、大歓迎。まさか本当にソラ男が風船だって信じている、一人の馬鹿な男を除いては。
短編です。 無聊を託っていた男の前に、『未来手品販売師』と名乗る胡散臭い営業マンが現れる。彼から「紙コップ」を買い上げた男は、早速それを友人に自慢しようとしますがなんやかんやで死ぬ。
僕の行く手はいつも雲の中のようにぼんやりとしている。頼りにしている道しるべの「線」は、途中で途切れてしまう。あっちに行ったり」、こっちに行ったり、しているうちに、気づくとみんなは怒っている。中途半端に放り投げたものの数々。そのことにきっと怒っているのだ。犬は僕の足にまとわりついてくる。僕は恋人を愛している。でも、そんんな彼女のこともすぐに忘れてしまうのだ。
夏ということで、魚(ぎょ)っちゃんと呼ばれる人魚姫が主人公の、ミニミニファンタジーを投稿します。 この作品では、2人の海のプリンセスを非常に対照的に描きました。 どうぞこの小さなファンタジーで涼んでいってください。
富士見ファンタジア文庫様より刊行中のデートアライブより、五河琴里の誕生日記念小説です。
「昨日、寝ていたら枕元に神様がきてね、私を天使にしてくれるって。そう言ったの」さゆりちゃんは言った。私はさゆりちゃんがうらやましくて、さゆりちゃんのお弟子さんにしてもらうことにした。女の子なら誰もがあこがれる天使の存在。少し天然な主人公の勘違いな魔法をめぐって、奇妙な物語に巻き込まれていく。幼少期、思春期、成熟期と少女の成長を追っての3部構成。
縁の下に生えた茸。猫がその茸を食べた、猫は床の上で宇宙遊泳をしているような格好をするようになた。僕も食べてみた。
僕はドーナッツが大好きだ。僕は家族から追いやられ施設に入れられる。でも、家族はつながっている。ドーナッツのように。ドーナッツの上を歩いていれば、いつかは元に戻ることができる。