樫本誠士

樫本誠士

逃避癖のある浪人生が作家になりたいと思った。それから半世紀が過ぎた……。

 2011年「N番目の旅人」、2013年「女の都」、2017年「或る物書きの遍歴」を文芸社から自費出版しています(「N番目の―」は企画出版となりました)。今年72歳。ゴールが近づいているという実感が……。好きだった旅行も健康面で億劫となり、他に趣味もなく、専業主夫(妻が働いているので)をしながら小説を書いています。
 SF作家を目指していましたが、理論物理学の進展で、素朴な宇宙小説が書けない時代になりました。クラークやアシモフ、小松左京らが活躍した時代は良かった。
 かくして逃避癖のある浪人生は老境に至り、かつて耽溺したセンスオブワンダーを、科学検証は適当に端折って小説の中によみがえらせたい。それが可能なのかと思案しながら。

或る物書きの遍歴・最終章

古今問わず人は不老長寿に憧れる。古来より生命の水、あるいは妙薬を求めて海を渡り遠く秘境を目指す話は枚挙にいとまがない。2030年南九州に開設された新薬開発のための医療特区で長寿薬の治験に参加した高齢者たち。彼らの身の上に何が起こるか――。

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VRでリモート阿波踊り

コロナで中止になった阿波踊り。リモート阿波踊りでVR演舞場へ。コロナも台風も関係ない。いつでもどこでも阿波踊り。自室で、病室で、老人ホームでゴーグル一つで演舞場入り。熱気に包まれようとそこはバーチャルリアリティー。”密”は映像に過ぎない。踊り手もリモートだから感染しない。疲れてゴーグル外したら自分の部屋。エアコンのきいた部屋で一休み。そしてゴーグルつけたら再度演舞場の中。YouTubeで中継するから世界中からアクセス。

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